「ただの咳」で命を落とすな!喘息発作の重症度と救急車を呼ぶ絶対基準

「ただの咳」で命を落とすな!喘息発作の重症度と救急車を呼ぶ絶対基準

「ただの咳」で命を落とすな!喘息発作の重症度と救急車を呼ぶ絶対基準を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。

Q1:メプチンエアーなどの気管支拡張薬は何回まで使ってよいですか?20分経っても効かない場合はどうすればいいですか?
A1:1回の発作に対しては原則「1〜2吸入」です。効果が不十分な場合は20分間隔を空けてもう一度吸入可能ですが、合計2〜3回(最大6吸入)使っても呼吸困難が改善しない場合は、気道の狭窄が薬の届かないレベルに達している証拠です。それ以上の連続使用は不整脈などの重大な心臓負荷を招くため直ちに中止し、迷わず救急外来を受診するか119番で救急車を要請してください。

Q2:自宅にあるパルスオキシメーターでSpO2が何%以下になったら救急車を呼ぶべきですか?
A2:成人の場合、安静時で90%以下を示した場合は極めて危険な低酸素血症であり、直ちに救急車(119番)を呼ぶ基準となります。また、91〜95%であっても「横になれない」「息苦しくて会話が続かない」といった中等度以上の身体症状を伴う場合は、短時間でさらに急降下するリスクが高いため、速やかな夜間緊急受診が必要です。

Q3:子どもが夜中にゼーゼー言っているとき、小発作か中発作か見分けるポイントは何ですか?
A3:子どもの場合、「水分摂取ができるか」「横になって眠れるか」「機嫌」が最大の分岐点です。水分をゴクゴク飲めて横になって寝息を立てているなら小発作の範囲ですが、横になるのを嫌がって抱っこをせがみ続ける、水分を一口も飲めない、喉仏の上下や肋骨の間がへこむ陥没呼吸が見られる場合は「中発作以上」と判断されます。夜間であっても小児救急医療機関を受診してください。

Q4:成人の気管支喘息で、横になれず座り込んでしまう(起坐呼吸)のはなぜ危険なのですか?
A4:横臥位(仰向け)になると、内臓が横隔膜を押し上げ胸郭が狭まる上、喉の筋肉が弛緩して気道が物理的に狭くなります。健康な人は無意識に呼吸できますが、高度に気管支が狭窄した喘息患者は横になった姿勢での呼吸維持が不可能です。座って前かがみになる姿勢は、呼吸補助筋を総動員して気道を確保しようとする身体の防衛反射であり、これが出現している時点で「自力換気が破綻寸前」の中発作〜大発作であることを示しています。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。