国立代々木競技場第一体育館のスペックシートを開くと、スタンド席とアリーナ席を合わせた代々木第一体育館の収容人数は、最大で13,243席(スタンド固定席8,677席、アリーナ仮設席約4,500席など)と記載されています。しかし、コンサートの告知で「代々木第一体育館キャパ1.3万人」という数字をそのまま鵜呑みにすると、当落の体感値に大きなズレが生じます。興行関係者の証言やチケット販売データが示す通り、ステージ設営パターンによって実質キャパシティは激変します。
最もオーソドックスな「メインステージを渋谷側(または原宿側)のエンドに配置するパターン」では、ステージ裏となるスタンドブロックがすべて演出用機材スペースやバックステージとして潰されます。さらに巨大LEDスクリーンや照明タワー、PAブース(音響・照明コントロール卓)がアリーナ後方に組まれるため、実際に観客を収容できる人数はおよそ8,500人から9,500人前後まで圧縮されるのが通例です。
一方で、アリーナ中央に円形や四角形の舞台を組む代々木第一体育館のセンターステージ構成の場合、360度すべてのスタンド席を開放できるため、動員数は12,000〜13,000人規模まで跳ね上がります。この3,000人以上の落差こそが、ファンの間で囁かれる「構成による収容人数の激変現象」の正体です。当然ながら、エンドステージ構成の公演では代々木第一体育館のチケット当選倍率が跳ね上がり、プラチナチケット化が加速することになります。