笑いが絶えない現場として知られる福田組ですが、その実態は極めて計算された職人技の応酬でした。福田雄一監督 銀魂秘話として複数の関係者が証言しているのは、主役の小栗旬(坂田銀時役)、菅田将暉(志村新八役)、そして橋本環奈の3人が築き上げた、尋常ならざる間(ま)の取り方です。
橋本環奈 神楽 撮影裏話によれば、現場では台本通りのセリフ進行だけでなく、即興的なリアクションが常に求められました。小栗や菅田という当代随一の実力派俳優たちが容赦なくアドリブを仕掛けるなか、当時まだ10代後半だった橋本環奈は決して怯むことなく、小気味よいツッコミや白目演技で応酬。食事シーンの撮影では、監督から「もっと下品にがっついてくれ」という指示が入るやいなや、酢昆布を口いっぱいに詰め込みながらセリフを叫ぶプロ根性を見せつけました。
こうした現場での信頼関係は、2018年公開の映画銀魂 続編 橋本環奈の演技にも直結します。『銀魂2 掟は破るためにこそある』では、コメディリリーフとしての立ち位置がさらに強化され、キャバクラ潜入シーンでのシャッフルダンスや変顔のバリエーションなど、前作を遥かに凌駕する振り切りぶりで観客を圧倒しました。