「心当たりのある家電をすべて消しても、メーターが回り続けているような気がする」――。あまりの請求額の高さに、配線の劣化や機器の故障による「漏電」を疑う相談が電気保安協会等に後を絶ちません。物理的な漏電の発生確率は住宅全体で見れば極めて稀ですが、万が一発生していた場合は火災や感電のリスクを伴う極めて危険な状態です。
不安を払拭し、原因を完全に切り分けるための漏電の確認方法は、特別な工具を使わずとも自力で実行可能です。
【分電盤を使った漏電チェックの3ステップ】
ステップ1:家中の電化製品の電源を切り、コンセントを抜く
冷蔵庫、エアコン、テレビ、給湯器のリモコンなど、家中の主要な家電を停止させます。
ステップ2:分電盤の「安全ブレーカー(小)」をすべてOFFにする
アンペアブレーカーと、中央にある「漏電遮断器(中型スイッチ)」はON(上がった状態)のままにし、分岐回路である複数の安全ブレーカーをすべて下に落とします。
ステップ3:安全ブレーカーを1つずつ「ON」にして漏電遮断器の挙動を見る
小ブレーカーを1系統ずつゆっくり上げていきます。特定のブレーカーをONにした瞬間に、中央の「漏電遮断器」がバチンと音を立てて落ちた場合、その配線系統の先にあるコンセントや屋内配線で漏電が発生している決定的証拠となります。
もしすべての小ブレーカーをONにしても漏電遮断器が落ちない場合、配線からの漏電ではなく、家電の過剰消費や料金プランの欠陥が請求額高騰の真因であると断定できます。