京都駅構内には各エリア合計で数千個規模のコインロッカーが配置されています。しかし、現地取材班の観察と利用者の実態証言を突き合わせると、数値上の設置数と体感の空き状況には大きな乖離が存在します。
特に京都駅八条口コインロッカー群や中央口1階のメインロッカーエリアは、午前9時を過ぎると新幹線の到着便ごとにスーツケースを持った旅行者が殺到します。取材時にも「大型ロッカーを探して駅の端から端まで歩き回ったが、どこも使用中ランプが点灯していた」「タッチパネル式の案内機を見ても空きゼロの表示だった」という旅行者の困惑が頻繁に見受けられました。
京都駅コインロッカー空き状況を可視化する電子看板やWeb検索システムも導入されていますが、空きが表示された瞬間に別の利用者が埋めてしまうタッチの差が日常茶飯事です。小型・中型ロッカーであれば比較的余裕があるものの、容量60リットルを超える大型スーツケースが入るロッカーは極めて希少であり、ここをアテにしすぎる行動計画は大きなリスクを伴います。