ネット検索で「ひまわり 花言葉 怖い」というサジェストを目にして不安を感じる方も少なくありません。結論から言えば、ひまわり自体に呪いや怨嗟といった直接的な「恐怖の花言葉」は存在しません。しかし、歴史的背景や数字の語呂合わせから、受け取る側によってネガティブに解釈されるリスクが潜んでいます。
第一の理由は、ギリシャ神話に登場する悲恋の物語です。太陽神アポロンに恋をした水の精クリュティエが、アポロンの愛を得られず9日間にわたって地面に座り続け、太陽を見つめ続けた末にひまわり(またはヘリオトロープ)へと姿を変えたという伝説があります。この神話から、ヨーロッパでは一部で「報われない恋」「偽りの富」「傲慢」といった陰影を帯びたニュアンスで語られるケースがありました。
第二の理由は、本数に割り当てられた特定のメッセージです。特に15本は西洋のフラワーコードにおいて「I am sorry(ごめんなさい)」という謝罪を意味します。パートナーとの喧嘩の仲直りには適していますが、誕生日や婚約祝いに15本を贈ると、花言葉に詳しい相手から「何か謝らなければならない隠し事があるのか」と勘繰られてしまう恐れがあります。
また、4本は「一生愛し続ける」という崇高な愛の誓いを持つ一方で、日本特有の「4=死」という忌み数の連想が働く場合があります。若い世代の間では気にされない傾向が強まっているものの、年配の親族への贈答やフォーマルなビジネスシーンでは、偶数の4本を避けて奇数(3本、5本、7本)を選ぶのがマナー上の安全策とされています。