大手で門前払いされた層の受け皿となっているのが、いわゆる「街金」と呼ばれる正規の中小消費者金融です。中小業者は大手と同じ土俵で広告費をかけても勝てないため、大手が見落とす「過去に事故歴はあるが、現在は定職に就き真面目に働いている顧客」をターゲットにしています。
中小の強みは、スコアリングによる機械的選別ではなく街金独自審査(人間による個別審査)を行っている点にあります。担当者が申込者の現在の雇用形態、勤続年数、月々の収支バランス、家賃の支払い状況などを直接ヒアリングし、過去の傷を差し引いても返済が可能かどうかを柔軟に判断します。
知恵袋や大手掲示板(5chの借金生活板など)に寄せられる利用者の生々しい体験談でも、「大手5社全滅後に老舗の街金に相談したところ、過去の自己破産の経緯を正直に話したら5万円の枠が出た」「電話で現在の生活状況を親身に聞かれ、即日で口座に振り込まれた」といった証言が多数確認できます。ただし、融資額は初回で5万円〜10万円程度に制限されるケースが多く、信用を積み重ねるまでは少額融資からスタートするのが通例です。
また、債務整理中の借入条件については、任意整理や個人再生の返済を遅延なく継続しており、可処分所得の範囲内で月々の返済が可能であると証明できれば、相談に応じる中小消費者金融も実在します。ただし、現在進行形で他社の支払いを長期間放置・滞納している状態(現在進行形の延滞ブラック)では、いかに柔軟な街金であっても貸倒れリスクが高すぎるため、融資を見送られるのが現実です。