コハクの行動原理の根底には、常に姉ルリへの深い愛情がありました。巫女でありながら重い肺炎に冒されていたルリの命を繋ぐため、コハクは毎日欠かさず重い湯桶を担ぎ、山奥から温泉水を村まで運び続けていました。
千空の「サルファ剤(万能薬)」作りへの協力を即座に決意したのも、「姉の病を治せる可能性があるなら、悪魔の力(科学)にでも魂を売る」という覚悟からでした。千空たちが数々のロードマップをクリアし、ついに完成したサルファ剤によってルリが完全に回復した瞬間、コハクが大粒の涙を流して崩れ落ちるシーンは、読者の涙腺を崩壊させた不朽の名場面です。
コハクは戦いの中で数々の名言を残しています。自らの命を投げ打つ覚悟を決めた際の「千空、科学を頼む」という言葉や、仲間を信じ抜く真っ直ぐな言葉の数々は、彼女の精神的成熟を象徴しています。