Q1:うつ病で寝たきりの状態は、一般的にどのくらいの期間続きますか?
A1:適切な投薬と休養環境が整った場合でも、完全に起き上がれない急性期の寝たきり状態は平均して1〜3ヶ月程度継続することが一般的です。この期間は脳の過放電状態を回復させるための生物学的な修復期間であり、無理に活動を促さず、睡眠と静養を最優先させることが重要です。
Q2:重症の家族が「自分のせいで家族が破産する」と妄想を言いますが、どう接するべきですか?
A2:真っ向から「そんなわけないでしょ」と否定したり、逆に「そうだね」と妄想に同調したりすることは避けてください。「そう思えてしまうほど、今あなたの心が苦しくて追い詰められているんだね」と、妄想の内容ではなく本人が感じている苦痛感情に対して共感を示すことが基本です。その上で、妄想が続く事実を主治医に迅速に報告してください。
Q3:夜間や休日に希死念慮が強まり、本人がパニックになった場合の緊急連絡先は?
A3:かかりつけの精神科がある場合は、まず病院の緊急連絡先へ電話してください。繋がらない場合や初診の場合は、各都道府県が設置している「精神科救急情報センター(精神科救急医療機関)」へ連絡を入れます。自傷行為に及んでいるなど生命の危機が差し迫っている場合は、迷わず119番(救急要請)または110番に通報し、警察・救急隊と連携して医療機関へ搬送してください。
Q4:重症うつ病の診断書が出た場合、仕事は完全に辞めるべきですか?
A4:重症期に退職や離婚といった重大な人生の決断を下すことは絶対に避けてください。判断力が著しく低下している時期の決断は、後悔を招く可能性が極めて高いためです。まずは診断書を提出して休職制度を利用し、傷病手当金を受給しながら、症状が安定するまで決断を先送りするのが鉄則です。