ネット上の一部情報では「旧道は距離が短いので初心者でも登りやすい」といった短絡的な書き込みが見受けられますが、これは極めて危険な誤解です。現場検証から判明した注意すべき盲点を挙げます。
第1の盲点は、箱根旧道「猿すべり坂」から「七曲り」にかけての局所的な斜度です。平均斜度こそ7%台ですが、ヘアピンカーブの内側は瞬間的に15〜18%に達します。適切なギア比のロードバイクを用意せず、立ち漕ぎ(ダンシング)のリズムを崩すと、登坂途中で足をついて再スタート不能に陥るリスクがあります。
第2の盲点は、交通量と路面環境です。箱根は国内外から多くの観光客が訪れる一大リゾート地です。旧道や国道1号線は観光バスや大型車が頻繁に通行します。特に下り坂(ダウンヒル)ではスピードが出やすく、路面の減速帯(かまぼこ状の段差)による転倒事故が多発しています。安全運転の徹底と、前後ライトの昼間点灯が不可欠です。