身の回りで捕まえたカマキリが寄生されているかどうかは、生息環境や外見、特有のしぐさからある程度推測できます。
野外における寄生率は生息地に大きく左右されます。水生昆虫が飛び交う河川敷や田畑、池の周辺に生息する個体では、秋口の寄生率が30%〜50%以上に跳ね上がることも珍しくありません。一方、水場から遠く離れた都市部のビル街や乾燥した公園の個体では、寄生確率は数パーセント程度にとどまります。
寄生されている個体の代表的な見分け方は以下の通りです。
外見上のサインとして、産卵前のメスのようにお腹が異常にパンパンに膨らんでいる、あるいは内臓の栄養を吸い尽くされて不自然に歪んでいるケースが挙げられます。また、腹部を軽く光に透かすと、黒っぽい影が透けて見えることもあります。
行動面では、普段は木の上や草むらに潜むカマキリが、真昼間に開けた道路や舗装路をふらふらと徘徊していたり、極端に動きが鈍く反射行動が遅れたりしている場合は、すでに脳のコントロールが始まっている可能性が高いと判断できます。