アリーナを満員にするサポーターの熱狂と、記者席から見える選手たちの挙動からは、新チームが抱えるポジティブな進化と同時に、乗り越えるべき現実的な課題も浮き彫りになっています。
好材料としては、海外移籍組のフィジカル強化が挙げられます。イタリアやアメリカのリーグでプレーする選手たちが見せる体幹の強さと、相手の強烈なジャンピングサーブに対する返球安定率は、従来の日本代表のレベルを一段階引き上げました。
一方で、現場検証から見えた喫緊の課題は「終盤20点以降のブレイク率(自チームサーブ時の連続得点率)」です。強豪国が誇る2メートル級のオポジットによる強打を前に、デュースの競り合いで決めきれるセカンドオプションの確立が、メダル獲得への決定的な分岐点となっています。