「都内の観光地だから」と軽装で日原鍾乳洞を訪れ、現地で後悔する観光客が後を絶ちません。現場の観察と来訪者の証言から浮かび上がった、失敗しないための装備セオリーを解説します。
洞内の気温は真夏であっても約11℃にとどまります。猛暑日に半袖・ショートパンツ姿で突入すると、入洞から10分足らずで体感温度が急降下し、寒さで震えながら足早に出口へ向かう事態に陥ります。さらに、天井からは常に冷たい地下水が滴り落ちてくるため、衣類が濡れることで体感温度は一段と下がります。
また、最も警戒すべきは「足元のコンディション」です。洞内の通路は常に湿っており、新洞の鉄製階段は非常に滑りやすくなっています。現地ではヒールのあるパンプス、厚底サンダル、滑りやすい革靴で訪れた人が階段で立ち往生する姿が日常的に見受けられます。
新洞ルートを制覇する場合は、急な階段の手すりを掴んで登る場面が多いため、両手を完全にフリーにできるリュックスタイルが理想的です。雨天時や前日に大雨が降った後は洞内の湧水量が増加するため、フード付きの防水ジャケットが重宝します。