かゆみを鎮める食べ物を探す以上に、発作時に何倍も重要なのが蕁麻疹NG食べ物一覧を頭に入れ、悪化物質を徹底的に排除することです。蕁麻疹が出ている最中の皮膚組織は、わずかな刺激でもヒスタミン受容体が暴走する「過敏状態」に陥っています。このタイミングで体内へ直接ヒスタミンを流し込んだり、血管を拡張させたりする食事をとる行為は、火災現場にガソリンを注ぐようなものです。
特に警戒しなければならないのが、ヒスタミンを多く含む食品です。本来、アレルギー体質でない人であっても、食品中に蓄積された高濃度のヒスタミンを口にすると「仮性アレルゲン(アレルギー反応を介さずに直接ヒスタミン症状を引き起こす物質)」として作用し、激しいかゆみや紅斑を誘発します。これが蕁麻疹を悪化させる食べ物の理由です。
急性蕁麻疹の食事注意点として、発症から数日間は以下の品目を可能な限り献立から除外することが回復への近道となります。
- 高ヒスタミン魚介類:サバ、サンマ、イワシ、マグロ、カツオ(常温放置や鮮度低下によってヒスチジンがヒスタミンへと変化した魚)
- 発酵・熟成食品:長期熟成チーズ、生ハム、サラミ、ワイン、ビール、過度な味噌・醤油
- ヒスタミン遊離誘発野菜・果物:トマト、ナス、ほうれん草、タケノコ、イチゴ、パイナップル、キウイ
- 血管拡張・刺激物:唐辛子、コショウなどの香辛料、熱狂的な辛味調味料、アルコール全般、高濃度カフェイン
- 高脂肪・加工食品:揚げ物、スナック菓子、インスタント麺(酸化した油脂は腸粘膜を刺激し炎症を助長する)