筋トレで身長が伸びない説の嘘と真実|骨端線と成長ホルモンの科学

筋トレで身長が伸びない説の嘘と真実|骨端線と成長ホルモンの科学

話題沸騰中の 筋トレで身長が伸びない説の嘘と真実|骨端線と成長ホルモンの科学について、詳しいまとめを整理して公開しています。

「成長期 筋トレ デメリット」が現実化してしまう最大の要因は、トレーニング行為そのものではなく、「エネルギーの収支バランス崩壊」にあります。人体には生存と生命維持を最優先するシステムが備わっており、入ってきた栄養はまず内臓や脳の維持に消費され、次に日々の身体活動に割り振られ、身長を伸ばす骨の伸長や筋肉合成は「余剰エネルギー」で行われます。

「成長期 筋トレ 栄養 睡眠」を科学的に見つめ直すと、激しい練習をこなす中高生の多くが、圧倒的なカロリー不足(相対的エネルギー不足症候群:RED-S)に陥っています。筋肉をつけたい一心でプロテインパウダーばかりを過剰摂取し、主食である炭水化物や脂質が不足すると、体は摂取したタンパク質を骨や筋肉の材料ではなく活動エネルギーとして燃焼してしまいます。その結果、骨端線での軟骨増殖に回す資材が枯渇し、身長の伸びが停滞するという本末転倒な事態が引き起こされるのです。

さらに、成長ホルモン分泌 筋トレの恩恵を最大限に引き出すのは、夜間睡眠時のノンレム睡眠(深睡眠)です。激しい運動による疲労を抱えたまま夜遅くまでスマートフォンを眺め、睡眠時間が6時間を下回るような生活を続けていれば、日中に分泌された成長因子の同化作用は十分に発揮されません。運動・栄養・睡眠の三位一体が整って初めて、筋トレは骨の成長を後押しするポジティブな刺激へと昇華します。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。