Q1:筋トレを始める前に、まず太って体重や脂肪を増やした方が筋肉がつきやすいですか?
A1:全くの誤解です。意図的に太って脂肪を増やす必要は一切ありません。むしろ体脂肪が過剰に増えると、体内の慢性炎症やインスリン抵抗性が悪化し、かえって筋タンパク質合成の効率が低下することが近年の研究で分かっています。現在の体型のまま、適切なPFCバランスの食事と筋力トレーニングを開始するのが最も効率的です。
Q2:二の腕やお腹まわりなど、気になる部分の脂肪だけをピンポイントで筋肉に変えられますか?
A2:組織が異なるため直接筋肉に変えることはできず、特定の部位だけ脂肪を落とす「部分痩せ」も不可能です。ただし、気になる部位(例えば二の腕の上腕三頭筋)を筋トレで引き締めつつ、全身の食事管理で体脂肪率を落としていけば、結果として目的の部位がスッキリと引き締まった理想の見た目を手に入れることができます。
Q3:筋トレを始めると一時的に体重が増えることがあるのはなぜですか?
A3:筋トレを開始した初期に見られる体重増加の多くは、脂肪が増えたからではなく「筋グリコーゲンと水分の蓄積」によるものです。筋トレによって傷ついた筋繊維が修復される過程で炎症を抑えるために水分を引き込むほか、筋グリコーゲンが1g蓄積するごとに約3gの水分が筋肉内に結合します。これは体が引き締まる前段階の極めて正常な生理反応ですので、焦ってトレーニングをやめないことが重要です。