鼻水が出た際、それが寒暖差によるものか、花粉症やウイルス感染によるものかを正しく鑑別することは、適切な医薬品を選ぶための大前提です。寒暖差アレルギーと花粉症の違いや見分け方には、明確なチェックポイントが存在します。
最も決定的な鑑別点は「目のかゆみの有無」です。アレルゲンが結膜に付着して生じる花粉症では、ほぼ例外なく両目の充血やかゆみを伴います。一方、温度差の刺激が物理的トリガーとなる寒暖差アレルギーでは、結膜のIgE反応が起きないため、目のかゆみは原則として現れません。
さらに、分泌される鼻水の性状も重要です。寒暖差アレルギーの鼻水は、水道水のように無色透明でサラサラしており、粘り気が一切ありません。風邪の初期症状でも透明な鼻水が出ることがありますが、2〜3日経過すると白濁したり黄色がかった粘稠な性状へと変化し、発熱や関節痛、全身の倦怠感を伴います。寒暖差アレルギーでは体温の上昇は見られず、暖かい部屋に入って体温が安定すると、数十分から数時間でピタッと症状が沈静化する点も特徴的です。