卒業証明書と卒業証書の決定的な違いとは?転職・提出の罠を徹底解剖

卒業証明書と卒業証書の決定的な違いとは?転職・提出の罠を徹底解剖

卒業証明書と卒業証書の決定的な違いとは?転職・提出の罠を徹底解剖について知っておくべき ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

インターネット上のQ&AサイトやSNSでは、転職活動を終えたばかりの若手ビジネスパーソンによる悲痛な投稿が散見されます。
「内定先の人事から『卒業証明書の原本を提出してください』と言われたので、卒業式でもらった賞状のような証書を郵送してしまった。返却を求めたら『規定により書類は破棄・保管される』と言われ、目の前が真っ暗になった」という事例です。

企業が求めている「原本」とは、学校側が公印を押して交付した「卒業証明書そのもの(コピー機で複製していない原本)」を指しています。決して自宅に飾ってある卒業証書のことではありません。企業側も「まさか卒業証書を送ってくるとは思わなかった」と困惑し、最悪の場合は郵送過程で折れ曲がったり、人事部の膨大な書類に紛れて紛失したりするリスクを抱えます。

人事部門がここまで厳格に卒業証明書の提出を求める背景には、深刻化する「経歴詐称・学歴ロンダリング疑惑」への対抗策があります。中途採用市場の流動化が進んだ結果、バックグラウンドチェック(経歴調査)が日常化した現代、履歴書の記載が真実であることを第三者機関の公文書で担保することは、上場企業や金融機関をはじめとするコンプライアンス順守組織にとって外せない防壁となっています。

さらに注意が必要なのが、「卒業証明書の厳封(げんぷう)」です。学校側が専用の封筒に証明書を入れ、封じ目に割り印やシールを押した状態で交付されるケースがあります。この封書を「中身を確認したい」と自分の手で開封してしまうと、その瞬間に「改ざんの可能性がある」と見なされ無効になります。企業から「厳封のまま提出」と指示されている場合は、絶対に封を開けてはなりません。

山田 真由
著者

山田 真由

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