Q1:舌痛症は何科を受診するのが最も確実ですか?
A1:大学病院や大規模総合病院の「口腔外科」または「口腔顔面痛外来」が最も確実です。まずは近隣の歯科医院で口腔外科専門医宛ての紹介状を作成してもらい、器質的な病変(カンジダや潰瘍、悪性腫瘍)を確実に除外診断した上で、神経痛に対する専門治療へと進むルートが標準的です。
Q2:完治するまでにどのくらいの期間がかかりますか?自然治癒は期待できますか?
A2:自然治癒率は1割未満と決して高くありません。しかし、適切な薬物療法や認知行動的アプローチを開始した場合、一般的には2〜3ヶ月で痛みの軽減を実感し始め、半年から1年程度で「痛みをほとんど意識しない寛解状態」に到達するケースが標準的です。焦らず年単位で神経回路を再学習させる視点が欠かせません。
Q3:処方されるトリプタノールや漢方(半夏厚朴湯)は本当に効きますか?依存性はありませんか?
A3:舌痛症に用いられる三環系抗うつ薬(トリプタノール等)は、精神疾患治療に用いられる量の1/3〜1/5程度の極微量であり、脳の痛覚抑制系を刺激する目的で使用されます。依存性のリスクは極めて低く、痛みの軽減に伴って段階的に減量・離脱が可能です。また半夏厚朴湯はのどのつかえ感や自律神経の緊張を解く効果があり、西洋薬と併用することで相乗効果を上げる臨床報告が多数あります。