多くのプレイヤーを悩ませるのが「アイテム自動輸送ラインを作ったのに、なぜか途中でトロッコが立ち往生してしまう」というトラブルです。この原因は、有人トロッコと貨物トロッコにおける物理演算パラメータの違いにあります。
チェスト付きトロッコ減速の理由と対策を突き詰めると、マインクラフトの内部プログラムにおいて「エンティティ(プレイヤーやMob)が搭乗していないトロッコは摩擦減衰率が跳ね上がる」という仕様に突き当たります。搭乗者がいるトロッコは重力慣性が大きく働き、一度加速すれば遠くまで滑走しますが、チェスト付きトロッコやホッパー付きトロッコは空気抵抗とレール摩擦を過剰に受けるため、平地であっても約8ブロック進むだけで完全に停止してしまいます。
そのため、無人輸送ラインを組む際は4〜5マスおきにパワードレールを設置しなければ安定稼働しません。これを解決する現場の工夫として、ディテクターレール自動加速の配置が挙げられます。常時動力を供給し続けるのではなく、貨物トロッコが通過した瞬間だけ手前や奥のパワードレールを点灯させる回路を組むことで、無駄なレッドストーン信号の常時負荷を軽減できます。
また、動力源として重宝するレッドストーントーチ動力伝達の仕組みも見逃せません。パワードレールの側面にトーチを立てると通路の景観を損ねたりモンスターの湧きスペースを作ったりしますが、レールの真下のブロックの側面にトーチを設置する(あるいは真下ブロックの下にトーチを置く)ことで、信号を上方向に透過伝達させ、配線を完全に隠蔽したスマートな路線設計が実現します。