3ヶ月生理が来ない異変の正体!続発性無月経の原因・最新治療とリスク

3ヶ月生理が来ない異変の正体!続発性無月経の原因・最新治療とリスク

3ヶ月生理が来ない異変の正体!続発性無月経の原因・最新治療とリスクに関する最新のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。

正常に機能していた月経サイクルが3ヶ月以上にわたって遮断される背景には、女性ホルモンの司令塔である「視床下部—下垂体—卵巣」からなる精緻なネットワークの破綻が存在します。臨床現場において続発性無月経の原因と理由を探ると、大きく分けて4つの主要なファクターが浮かび上がります。

第1に、若い世代で最も頻度の高い体重減少性無月経です。短期間に体重の10%以上を落とす過激なカロリー制限や糖質制限、あるいは過度な有酸素運動を行うと、脳の視床下部は身体を「飢餓状態」と判定します。生命維持に必須ではない生殖機能を真っ先に切り捨てるため、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)の分泌をシャットダウンしてしまうのです。体脂肪率が15〜17%を下回ると排卵維持が極めて困難になることが分かっています。

第2に、心理的・環境的ストレスによる視床下部性無月経です。進学、転職、人間関係の軋轢、不規則な深夜労働などがトリガーとなり、自律神経の乱れと連動してホルモンバランスが急激に崩壊します。本人が「まだ頑張れる」と精神的に無理を重ねていても、内分泌系は限界を迎えて生理を停止させます。

第3に、内分泌代謝疾患である多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が挙げられます。卵巣内の卵胞が途中で発育を停止し、卵巣表面にネックレス状に多数停滞することで排卵が阻害される病態です。20代女性の約5〜10%にみられ、男性ホルモンの軽度上昇、インスリン抵抗性、肥満、ニキビ、多毛などを伴うケースがある一方、痩せ型であってもPCOSを発症している例が多数存在します。

第4に、母乳分泌を促すホルモンが異常上昇する高プロラクチン血症です。授乳期以外の女性でプロラクチン値が高まると、排卵が強力に抑制されます。下垂体にできる微小な良性腫瘍(プロラクチノーマ)のほか、胃腸薬(スルピリドなど)や抗うつ薬、抗精神病薬の副作用によって引き起こされるケースも珍しくありません。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。