SNSや大手質問掲示板(Yahoo!知恵袋、大手女性向けコミュニティ)では、毎日のように切実な親の告白が投稿されています。
「小学2年生の息子に突然『どうやってお腹に入るの?』と聞かれ、『寝ている間にパパの種が飛んでくる』と嘘をついてしまった。後から友達にからかわれ、激しく問い詰められて信頼を失いかけた」(30代母親・手記より)
「タブレット学習を始めた娘の検索履歴に『子供の作り方 画像』と残っていて青ざめた。開いたページにはアダルトサイトの誘導広告が並んでいた」(40代父親のSNS投稿)
現場の取材から浮き彫りになるのは、親世代自身が幼少期に「性=恥ずかしいもの、隠すもの」として扱われてきたトラウマです。性的な話題をタブー視する昭和・平成の家庭環境で育った親ほど、我が子からのストレートな問いに対して過剰反応し、狼狽するか、あるいは頭ごなしに叱責して対話を打ち切る傾向が見られます。
しかし、小児精神科医やカウンセラーは口を揃えて指摘します。「子どもがこの質問をするのは、単に『自動車はどうやって動くの?』『雨はなぜ降るの?』と尋ねるのと同じ純粋な知的好奇心に過ぎない」と。大人が赤面したり動揺したりする姿を見せることで、子どもは「聞いてはいけない汚いことを質問してしまった」という不健全な罪悪感を植え付けられてしまいます。