小児白血病を経験した患児の保護者手記や闘病記、医療相談コミュニティに寄せられた記録を詳細に分析すると、初期段階での「親の違和感」には共通したパターンが浮かび上がってきます。多くの保護者は、最初から白血病を疑っていたわけではありません。
「最初の1週間は、単なる子供膝の痛み夜泣きだと思い込んでいた。『痛いの痛いの飛んでいけ』と足をマッサージすると泣き止んで寝てくれたので、上の子の時と同じ成長痛だろうと。けれど、次第に朝起きた瞬間から『足が痛くて立てない』と泣き出し、保育園の登園を頑なに嫌がるようになった」(小児白血病患児の手記より)
現場の証言で最も頻出するのは、「昼間の様子の変化」です。成長痛であれば、夜間に激しく泣いたとしても翌日には公園で駆け回っています。しかし、白血病細胞が全身の造血機能を障害し始めると、子供は活気を失い、無気力になり、昼間から横たわりたがります。また、膝の痛みに前後して「ぶつけた覚えのないすねや背中に多数の点状出血がある」「歯茎から出血しやすい」といった小児白血病あざ紫斑が現れ、親が「何かおかしい」と直感して医療機関へ駆け込むケースが目立ちます。
さらに、原因が判然としない37度台半ばから38度前後の子供関節痛微熱がダラダラと続くことも見落としてはならない予兆です。風邪薬を飲んでも解熱せず、微熱と下肢痛が2週間以上並行している場合、それは成長痛では絶対に説明がつきません。