トラックメイカーとは?作曲家との違いや年収の現実・始め方を徹底解剖

トラックメイカーとは?作曲家との違いや年収の現実・始め方を徹底解剖

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第一線で活躍するプロフェッショナルたちは、どのような軌跡を辿って現在のポジションを確立したのでしょうか。代表的なトラックメイカーの経歴を紐解くと、共通するブレイクスルーの瞬間が見えてきます。

例えば、ベッドルーム発信からメジャーシーンを代表するプロデューサーとなったtofubeats氏は、10代の頃からインターネット上に音源をアップロードし続け、リミックスワークを通じて知名度を拡大しました。生楽器を一切弾けなくとも、ハードオフで調達した中古機材とパソコンを武器に、卓越したサンプリングセンスとポップネスを磨き上げた経歴は、現代トラックメイカーの先駆的モデルケースとされています。

また、ヒップホップシーンからポップス、CM音楽まで縦横無尽に手掛けるSTUTS氏は、伝説的サンプラー「MPC」のフィンガードラムパフォーマンスを路上ライブやYouTubeで披露し、その圧倒的なライブ感とグルーヴで話題を呼びました。ニューヨークのハーレムでの路上セッション動画が拡散したことを機に、著名アーティストとのコラボレーションやドラマ主題歌のプロデュースへと飛躍していった経緯は広く知られています。

一方で、SNSやネット掲示板(5ちゃんねる・知恵袋など)におけるトラックメイカーへの評判・現場のリアクションには、厳しい現実を反映した声も目立ちます。

「コンペに年間100曲提出しても採用ゼロだった」「制作費の支払いが数ヶ月遅延するトラブルに遭った」といった下請け構造に対する悲鳴が散見される一方で、「海外ラッパーが自分のビートを使った楽曲がTikTokでバイラルし、いきなり月間数十万円の再生印税が入ってきた」というシンデレラストーリーも実在します。発注元を待つ受け身の姿勢のままでは淘汰されやすく、自らプラットフォームを使いこなして発信できる作家に光が当たる構造が、生々しい口コミからも読み取れます。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。