読者やファンから親しみと呆れを込めて「クズ親父」と呼ばれる玄馬ですが、その名に恥じない数々の問題行動を作中で引き起こしています。代表的なトラブルの原因は、極度の食い意地と行き当たりばったりの無責任さです。
最も悪名高いのが、幼なじみの久遠寺右京とのエピソードでしょう。幼少期の乱馬と旅をしていた玄馬は、右京の父親から「屋台を譲る代わりに、娘の右京を乱馬の許嫁にする」という約束を取り付けました。しかし玄馬は、お好み焼きの屋台だけを奪い取り、右京を置き去りにして逃走したのです。この事件は、後に成長した右京が天道道場に乗り込んでくる大きな騒動の発端となりました。
さらに、親友である天道早雲との間で勝手に乱馬と天道家の娘たちとの許嫁協定を結んだのをはじめ、旅先で食べ物や金品目当てに息子の許嫁を何人も約束しては逃げ回るという暴挙を繰り返しました。不利になると乱馬を盾にして自分だけ逃げたり、水をかぶって「ただの動物」のふりをして逃げる玄馬の姿は、まさにトラブルメーカーそのものです。