「捨て猫のダンボール箱から始まる、ちょっぴり切なくて泣けるアニメ」を探しているなら、くるねこ大和氏のコミックエッセイをアニメ化した『くるねこ』が有力候補です。2009年から放送され、猫好きの間で社会現象的な人気を獲得しました。
商業的なペットショップでは語られない、道端に遺棄された子猫や過酷な環境にいた野良猫たちの保護エピソードがリアルかつユーモラスに描かれます。捨て猫アニメとして泣ける評判が非常に高く、命の尊さや動物を飼う責任の重さを優しく問いかけるストーリーテリングが高く評価されました。
特筆すべきは、歴代のくるねこアニメの声優陣です。シーズン1では女優の中谷美紀さん、シーズン2では小林聡美さんが、飼い主の「くるねこ飼い主(作者)」だけでなく登場する個性豊かな猫たち全員の声を一人で演じ分けるという前代未聞のキャスティングが大きな話題を呼びました。素朴なアニメーションと卓越した演技力が生み出す独特の情緒は、今なお色褪せない名作です。