夫婦間の性事情はプライベートな領域であるため、周囲と比較しづらいものですが、統計データを見ると驚くべき現状が浮き彫りになります。2026年最新の夫婦実態調査をはじめとする各種機関の追跡データによると、日本の婚姻関係におけるセックスレスの割合は50%台後半から60%超に達しており、過去最多水準で高止まりを続けています。
年代別の内訳を検証すると、40代・50代の中高年層だけでなく、20代後半から30代の子育て・働き盛り世代においても急増している実態が確認されています。「若い夫婦だから営みがあって当然」という従来の固定観念は、現在の生活環境においては完全に崩壊していると言わざるを得ません。
背景には、共働き世帯の一般化に伴う慢性的な身体的疲労や、就寝直前までスマートフォンを操作し続ける「デジタル依存によるコミュニケーション時間の減少」が指摘されています。夜の寝室で個々の画面に没頭する生活習慣が定着した結果、パートナーと視線を合わせたり肌を触れ合わせたりする機会そのものが自然消滅してしまう世帯が目立ちます。特別な不仲ではなくても、生活様式の変化によって自然発生的にレスへ陥るカップルが年々増えているのが現在のリアルな構図です。