Q1:月が遠ざかり続けると、いつか地球の重力圏を脱出して消えてしまうのですか?
A1:月が完全に地球の引力を振り切って宇宙の彼方へ飛び去ることはありません。月が遠ざかるにつれて地球の自転速度も遅くなり、気の遠くなるような未来(数百億年後)には地球の自転と月の公転周期が完全に同期(約47日で1周)して潮汐摩擦がゼロになります。その時点で月の離脱はストップします。ただし、それよりも前に太陽が寿命を迎えて赤色巨星化するため、月が離れきる前に地球も月も太陽に飲み込まれると考えられています。
Q2:月が毎年3.8cm遠ざかることで、地球の環境にどんな影響が出ますか?
A2:数百年〜数万年のスパンで人類が急激な気候変動を感じることはありません。しかし、数億年後には月が小さく見えるようになるため、太陽が完全に隠れる「皆既日食」が見られなくなり、すべて「金環日食」になります。また、月は地球の自転軸の傾き(約23.4度)を安定させる重りの役割を果たしているため、月が極端に遠ざかると地球の気候が劇的に不安定化するリスクが指摘されています。
Q3:地球から月まで車で走った場合、ガソリン代はいくらかかりますか?
A3:地球から月までの距離(38万4,400km)を、燃費リッター15km、ガソリン価格を1リットル175円として単純計算すると、消費するガソリンは約25,627リットル、費用はおよそ448万円になります。宇宙空間には空気抵抗がないため理論上の燃費計算は異なりますが、地上換算では高級乗用車1台分相当の燃料費がかかる計算です。