クラシックポルシェの代名詞である空冷911(930、964、993型)の相場も、新たな局面を迎えている。一時期のような「右肩上がりのストップ高」は一巡し、投機目的で購入された車両が市場に再流入している。
現在評価されているのは、ガレージで眠っていた低走行車ではなく、定期的に火を入れられ適切なオーバーホールを受けてきた「走る個体」だ。価格帯は1500万〜2500万円前後と依然として高額だが、買い手側の眼光も鋭くなっている。単なる投機対象から、真の愛好家による動態保存の対象へとシフトしたことが、相場の安定に寄与している。