ネット上には手軽とされるディスプレイ術が数多く出回っていますが、中にはタペストリーや住宅を激しく傷めてしまう危険な方法が存在します。
最大の落とし穴が、「強粘着両面テープによる壁紙への直接固定」です。「剥がせるテープ」と表記されていても、湿気や室温変化によって粘着剤が壁紙の塩化ビニルと化学反応を起こし、剥がす際に壁紙の表層ごとベリッと剥がれてしまう事故が後を絶ちません。壁に粘着テープを使用する際は、必ず下地にマスキングテープを挟むことが鉄則です。
もう一つの盲点は、「クリップの直挟みによる生地の凹凸・破れ」です。金属製のダブルクリップなどで直接タペストリーの布を挟むと、強いバネ圧で繊維が押し潰され、二度と元に戻らない圧痕が残ります。クリップを使用する際は、必ず接触面にフェルトや厚紙を挟むか、先端がゴム・シリコンコーティングされた専用クリップを選んでください。