「ザ・フライング・ダイナソー」に乗るか迷っている人が最も恐れるのが、いわゆる絶叫マシン特有の胃がフワッと浮き上がる感覚(マイナスG)ではないでしょうか。結論から言えば、一般的なドロップタワーやキャメルバック型コースターと比べると、あの独特の浮遊感は驚くほど控えめです。
その理由は、プテラノドンに背中を掴まれた状態を再現した「うつ伏せ(腹ばい)乗車スタイル」にあります。座席が90度前方に傾き、真下を見つめる体勢で巻き上げられた後、ファーストドロップは頭から地面へ突っ込むように滑り落ちます。体が座席に強く押し付けられるプラスG(強い加重)が支配的となるため、「内臓が浮いて呼吸が止まる感覚」というよりは「戦闘機のパイロットのように強烈な重力を全身に受ける感覚」に近いのです。
SNSや口コミレビューを分析しても、「フワッと感が苦手な私でも、Gで押し付けられるだけなので乗れた」「視界が完全に地面なので高所恐怖症の人には厳しいが、落ちる感覚そのものは耐えられる」といった証言が目立ちます。恐怖のベクトルが「落下の浮遊感」ではなく「未体験の視界と強烈な遠心力・G」に向いている点を理解しておくと、心理的ハードルは大幅に下がるはずです。