しかし、祝福に包まれた結婚生活は長くは続かなかった。2011年、二人は約5年間の婚姻生活に終止符を打つことになる。電撃的な離婚の背景には、多忙を極めるお互いの仕事によるすれ違いと、演劇に対するあまりにも強烈なプロ意識の衝突があったとされる。妥協を許さない表現者同士であるがゆえに、家庭内での役割や生活スタイルのズレが次第に修正不能な溝を生んでいった。
一部の週刊誌では「仮面夫婦」といった過激な見出しで報じられることもあったが、実際の離婚理由の核心は、互いの芸術的感性を尊重しすぎるがゆえの距離感にあったと言われている。親権は一路真輝が持つこととなったが、二人は離婚後も娘の親として連絡を取り合い、適度でリスペクトに満ちた関係を維持し続けている。破局という形ではあったものの、お互いの人生を称え合う大人の決断であった。