『復活の日』を語る上で外せないのが、当時の日本映画の常識を覆した桁外れのスケール感だ。角川映画の立役者である角川春樹が製作を牽引し、巨額の制作費を投入。チリ海軍の潜水艦をチャーターし、実際の南極大陸でロケを敢行するという前代未聞の撮影が行われた。
当時の日本の映画産業において、これほどの国際共同製作と海外ロケを実現させた例は極めて珍しい。海外の映画批評家たちも「CGが存在しない時代に、本物の南極氷原や軍用兵器を捉えたカメラワークには本物の迫力がある」と評価。デジタル処理に慣れた現代の海外ファンにとって、実写ならではの重量感と質感は新鮮な衝撃として映っている。