女子高生が日常的に使う言葉の多くは、彼女たちがゼロから生み出したものばかりではありません。YouTubeのゲーム実況、海外ミーム、VTuberの配信コメント、さらにはアニメのセリフといったネットスラングが語源や由来となっているケースが目立ちます。
例えば、オタク層の間で長年使われていた「限界オタク(推しが好きすぎて語彙力を失う状態)」は、女子高生のフィルターを通ることで「限界突破」や「限界化」へとライトに言い換えられ、テスト前の焦りや日常の疲労をポップに伝える表現へと転用されました。
また、「それ確」や「確ファン」に見られる「確定」というニュアンスは、オンライン対戦ゲームで勝敗が決した際に使われる「勝ち確(勝ち確定)」などのゲーマー用語が、日常の人間関係や推し活の現場へスライドして定着した典型例です。
カルチャーの境界線が曖昧になった結果、オタク文化とギャル文化がシームレスに混ざり合い、独自の進化を遂げている点こそが近年の大きな特徴といえます。