シリーズの歴史を紐解くうえで外せないのが、興行収入を塗り替えてきた大ヒット作の数々だ。なかでも、シリーズ最高の興行収入53億7000万円を記録した『映画ドラえもん のび太の宝島』は、圧倒的なスケール感と親子の絆を描いたドラマ性で幅広い層の心を掴んだ。
また、初の3DCGアニメーションとして大きな話題を呼んだ『STAND BY ME ドラえもん』は、大人の涙腺を崩壊させる珠玉のエピソードを再構築し、興行収入80億円を超える空前の大ヒットとなった。
一方で、興行数字だけでは測れない「隠れた傑作」も存在する。『のび太とロボット王国』や『のび太と鉄人兵団』といった作品は、人間と異種族との葛藤や平和への深い問いかけを孕んでおり、大人の鑑賞にも耐えうる重厚なシナリオとして高く評価されている。