この曲の核心にいるのは、エレクトリック・ライト・オーケストラの頭脳であり天才プロデューサーのジェフ・リンだ。スイスの山荘に籠もり、猛烈な悪天候とスランプに苦しみながらも、突如訪れた快晴の日に一気に書き上げたという逸話はあまりにも有名である。クラシックの重厚なストリングスとポップなメロディを融合させたシンフォニック・ロックの意欲作であり、同時に緻密に計算されたプログレッシブ・ポップの傑作としても高く評価されている。
ヴォコーダーを用いた未来的なボーカル演出や、後半の壮大な合唱パート。一見すると陽気なサンシャイン・ポップでありながら、緻密なレイヤー構造を持つこの楽曲は、リンの執念めいたサウンドメイキングの賜物にほかならない。