健志台キャンパスのコートに一歩足を踏み入れれば、そこには従来の部活動という言葉から連想される空気感とは異質の、ピンと張り詰めたプロフェッショナルな熱量が充満している。選手たちの背中には小型のウェアラブルセンサーが装着され、練習中の心拍数、ダッシュ時の加速G、スイングの打点精度がリアルタイムでタブレット端末へ転送されていく。
数年前まで感覚に頼っていた「前衛の飛び出しのタイミング」や「後衛のロビングの高さと滞空時間」が、すべて数値化・可視化された。ミスが起きたとき、それが筋疲労による踏み込みの甘さなのか、戦術判断の遅れなのかが即座に判明する。科学的根拠に基づく確信が、プレッシャーのかかるファイナルゲームでもブレないメンタルを支える骨組みとなっているのだ。