「我等友情永久不滅」は漢字が8文字並んだ構成ですが、漢籍や広辞苑に掲載されている伝統的な故事成語ではありません。「我等(代名詞)」「友情(名詞)」「永久不滅(四字熟語)」の3要素を結合させた現代日本語の造語です。
この表現形態の直接的なルーツは、昭和後期から平成初期にかけて隆盛を極めた暴走族文化やヤンキー文化における「刺繍文字」や「当て字」にあります。「夜露死苦(よろしく)」「愛羅武勇(アイラブユー)」に代表されるように、漢字の音や意味を重ね合わせて熱量や威圧感、連帯感を表現する手法がストリートカルチャーとして定着していました。
平成の女子中高生たちは、このヤンキー特有の「強固な漢字表記」をポップに脱色し、ファンシーなペンカラーやハートマーク、ラメ加工と組み合わせることで、独自のストリート・タイポグラフィへと昇華させました。これが、平成プリクラ落書きの定番スタイルとして確立された文脈です。