私立校と公立校では、求められる服装のトーン&マナーに決定的な温度差が存在する。名門私立や伝統校の学校説明会において、ドレスコードの標準は徹底したフォーマリティにある。長年の歴史を持つ学校ほど、保護者の身だしなみを校風の一部として捉える傾向が根強い。俗に言う「お受験」を潜り抜けてきた家庭が集まる場では、ダークネイビーのスーツや膝下丈のワンピースが事実上の制服として機能している。
一方、地域の公立小中学校では事情が異なる。行き過ぎたフォーマルスタイルはかえって周囲に緊張感を与え、「力が入リすぎている」という印象を残しかねない。公立校の保護者説明会で求められるのは、清潔感と控えめさを兼ね備えた親しみやすさだ。校風を見極める最大のヒントは、事前に学校のWebサイトやパンフレットに記載された児童・生徒の日常風景、あるいは先輩保護者からのリアルな情報に隠されている。