創業者である柳井正会長兼社長の経営哲学は、採用面接の末端に至るまで徹底して浸透している。「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」というステートメントに共鳴し、現状維持を拒むマインドセットが不可欠だ。
面接で問われるのは、卓越した学歴でも洗練された面接スキルでもない。過酷な市場環境の中で、自ら目標を設定し、周囲を巻き込んで圧倒的な成果を出した経験だ。アパレル産業の常識を覆し続けてきた企業のDNAとして、挑戦と失敗から何を学び取ったかが厳しく吟味される。
過去の輝かしいキャンパスライフの肩書は、同社の面接室に入った瞬間に意味を失う。目の前の面接官が見ているのは、志願者の「覚悟」そのものだ。