劇中で強烈な存在感を放つ主人公が、実在する人物をモデルに作られたことは有名な話だ。ブッシュ政権の危機管理補佐官を務めたジュディ・スミス氏の実体験をベースに描かれた、リアルなフィクションである。物語の中心人物であるオリヴィア・ポップは、政府や政財界の重鎮を顧客に持つ伝説の危機管理コンサルタントだ。
圧倒的な演技力で主演を務めたケリー・ワシントンは、アフリカ系アメリカ人女性として数十年ぶりに地上波ドラマの単独主演に抜擢され、歴史的な快挙を成し遂げた。彼女が演じる主人公は、華やかなファッションに身を包みながらも、冷徹なまでの判断力で依頼人の秘密を葬り去る。舞台は国家権力の中枢であるホワイトハウス。権力者たちの不都合な真実を闇から闇へともみ消す裏稼業の恐怖とスリルが、観る者の胃を締め付ける。