朝霧から大蔵海岸にかけての風景は、サブカルチャーの文脈においても極めて重要な意味を持っている。シナリオライターの奈須きのこ氏が手がけ、世界中に熱狂的なファンを持つメガヒット作品『Fate/stay night』。作中に登場する印象的な海岸線や橋の景観は、この大蔵海岸や明石海峡大橋周辺の風景がモチーフになっていることで知られており、ファンの間では長年にわたり聖地巡礼・ロケ地観光の象徴的な場所として愛されてきた。
作中のキービジュアルや劇中シーンを想起させる海岸の階段、夕暮れにそびえ立つ橋のシルエット。それらを自分の目で確かめるため、日本国内のみならず海外からも熱心なファンがこの地に足を運ぶ。作中の世界観に没入しながら風を感じる体験は、作品への愛着をさらに深いものへと昇華させている。