2019年秋、日本中を駆け巡ったひとつのニュースがあった。新設されたコンテスト「ミス・ジャパン」の初代グランプリに、当時一般企業に勤務していた土屋炎伽が輝いたのだ。数多くの応募者の中から頂点に立った彼女の姿は、またたく間に主要メディアで大きく報じられた。
舞台裏にあったのは、家族の後押しと自分自身の可能性を試したいという純粋な情熱だ。当時、すでに妹が人気スターとして躍進する中で、コンテストへの挑戦には並々ならぬプレッシャーが伴っていた。しかし、彼女は「妹の活躍に刺激を受け、自分も表現者として社会に元気を届けたい」という確固たる理念を持ち、堂々としたプレゼンテーションで見事栄冠を手にした。
話題となったのはその経歴だけではない。土屋家は、長女の炎伽、次女の太鳳、そして長男で声優や俳優として活躍する土屋神葉という、才能にあふれた3人姉弟だ。幼少期から芸術やスポーツに親しむ環境で育ち、互いを尊重し高め合う家族の絆が、彼女の底抜けな明るさと品格のバックボーンになっている。