長谷部がドイツに渡ったのは2008年。ボルフスブルクでのリーグ優勝を皮切りに、ニュルンベルクを経てフランクフルトに辿り着いた。世界最高峰のリーグの一つであるブンデスリーガにおいて、外国人選手として通算出場試合数の最多記録を更新し続けた足跡は、もはや伝説の域に達している。
厳しいフィジカルコンタクトが要求されるドイツサッカーにおいて、彼が長きにわたり第一線で活躍できた理由は、圧倒的なリスク管理能力と自己管理の徹底にあった。DAZNなどのスポーツ配信サービスを通じ、日本のみならず世界中のファンがそのエレガントなプレースタイルを目に焼き付けた。過酷なトップリーグで長年培った試合展開を読む力は、今や指導者として若手選手へ戦術指導を行う際の強力な武器となっている。