実際の挙式現場や市場データではどのような傾向が見られるのだろうか。ブライダル産業の各種意識調査をもとに、現代のリアルな懐事情を探ってみよう。
株式会社リクルートが実施している「ゼクシィ結婚トレンド調査」をはじめ、ウェディング総合情報サイトのゼクシィやハナユメが公表するゲスト意識調査を紐解くと、身内へのご祝儀額は年々「実利志向」と「形式尊重」に二極化していることがわかる。
また、冠婚葬祭の儀礼や伝統的マナーを啓蒙する全日本冠婚葬祭互助協会の指針においても、兄弟へのご祝儀は5万円が最低ラインと示されている。ただし近年は物価高や挙式費用の高騰に伴い、お祝いの気持ちを多めに乗せて10万円を選択する家族も少なくない。
友人と比較して高額になる理由は明白だ。新郎新婦側から提供される料理や引き出物のグレードが親族向けに高く設定されているケースが多く、新生活をスタートさせる身内への「初期費用支援」という意味合いが色濃く反映されているからだ。