david productionによる演出は、やがて海外のネットコミュニティで独自の進化を遂げた。動画共有サービス Vine や YouTube、TikTok において、「失敗する直前」や「ハプニングが起きる瞬間」に『Roundabout』のイントロと矢印を挿入する動画スタイルが大流行したのだ。
ハチに刺される直前、スケートボードで転倒する直前、猫が飛びかかる瞬間――。絶体絶命のカットで画面がフリーズし、例の矢印が浮き出る演出は、世界中で「絶望的かつ爆笑必至のオチ」を意味するインターネットミームとして定着した。元ネタを知らない若者世代すらも、この演出パターンを見るだけで「あ、この後大変なことになる」と瞬時に理解できるほどの文化的分脈を作り上げた。