任天堂株式会社の野上恒氏が育んできた『あつまれ どうぶつの森』の自由なクリエイション機能。そして、株式会社ファーストリテイリングの柳井正氏率いる株式会社ユニクロが推進するデジタル時代の顧客体験。この二つの巨頭の出逢いは、メタバース領域における新たなビジネスモデルを提示しました。
外出が制限された時期、人々はバーチャル空間に新たな居場所を求めました。その中で「自分の好きな服を着る」という根源的な欲求を満たしたのが、Nintendo Switchを通じて提供されたUTコラボだったのです。
アパレル産業にとっては、現実の布地を縫製して出荷する前にデジタル空間でファンを作る「デジタル・ファースト」のマーケティング軸が確立されました。ゲーム業界にとっても、実生活のリアルブランドを取り込むことで、より生活感あふれる世界観を構築できることを証明した歴史的一歩です。