青少年が当事者となる性的な私的撮影動画の拡散は、単なるネット上のゴシップやプライバシー侵害の範疇を越え、重大な刑事事件として捜査機関が厳重に対処する事案となっています。2026年7月に施行された「性的姿態撮影等処罰法(性的姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律)」により、同意のない撮影や提供、さらには撮影対象者が16歳未満の場合における同意の有無を問わない違法化など、包括的な処罰規定が明確に運用されています。
警察庁および各都道府県警のサイバー犯罪対策課が公表した最新の取締りデータによると、高校生を含む未成年者の性的画像・動画を巡る相談件数および検挙件数は高水準を維持しています。特に親密な交際関係の破綻に伴う「リベンジポルノ」や、脅迫によって画像を送らせる「セクストーション(性的脅迫)」に対する摘発件数は年々増加しており、初犯であっても逮捕や家庭裁判所送致、実刑判決に至るケースが少なくありません。