日本人の間で長年語り継がれてきた名物フレーズに「世界三大がっかり」がある。ここにはコペンハーゲンの小人魚の像、シンガポールのマーライオン、そしてベルギーの小便小僧などがよく名前を挙げられる。
ただし、旅行者が混同しやすいポイントがある。これらの彫像の多くは本来、ユネスコの登録物件ではない。しかし、メディアや口コミの広まりの中で周辺の歴史地区と一括りにされ、いつの間にか「期待はずれのスポット」として語られるようになった。旅行・観光産業が急速に拡大する中で都市の象徴として過度なプロモーションが行われた結果、作品本来の持つ静かな佇まいが、観光客の派手な期待とすれ違ってしまったといえる。