「世界一の大富豪」堤義明の現在|90代を迎えた帝王の晩年と総資産

「世界一の大富豪」堤義明の現在|90代を迎えた帝王の晩年と総資産

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堤義明氏のビジネス手腕が最も大衆的な脚光を浴びたのが、プロ野球チーム埼玉西武ライオンズ(買収当時は西武ライオンズ)の運営でした。1978年に福岡のクラウンライターライオンズを買収後、埼玉県所沢市に西武ライオンズ球場(現在のベルーナドーム)を建設。都心から自社の西武鉄道で観客を直接ピストン輸送する画期的なモデルを成立させます。

徹底したスカウト戦略と根本陸夫氏の招聘、広岡達朗氏や森祇晶氏ら名監督の重用により、秋山幸二、清原和博、伊東勤、工藤公康、渡辺久信といったスター選手を擁する「ライオンズ黄金期」を実現させました。義明氏は単なるオーナーにとどまらず、勝利へのインセンティブ設計やチーム環境の整備を主導し、同球団はパ・リーグを席巻し日本一を幾度も制覇する常勝集団へと成長しました。

さらに義明氏は日本オリンピック委員会(JOC)の初代会長を務め、長野冬季オリンピックの招致を実現させるなど、日本のスポーツ界における最大のタニマチ・フィクサーとしても影響力を誇示。この栄華の時代こそ、義明王国が日本社会を席巻した象徴的な光景でした。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。